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生誕120年 東郷青児展 久留米市美術館 仏仕込みのセンス光る昭和の美人画 感想


2016年11月開館
久留米市美術館 祝1周年!


【感想】
九州鹿児島出身の洋画家、東郷青児(1897―1978)回顧展へ。初期の前衛的な

作品から 1950年代末確立の、甘美で抒情的な「東郷様式」に至る軌跡をたどり

東郷青児の抒情と美のひみつをひもとく展覧会。昭和の美人画として一世風靡

した画家との事で、時々イラスト描く美人画すきな私としては楽しみでした!

『パラソルさせる女』で日本最初期の前衛画家として画壇デビューを飾り、

ヨーロッパ留学。派手なパフォーマンスで権威ある展覧会の広報部長ばりの

活躍。岡本太郎さんと一緒に映画出演したり、藤田嗣治さんとは壁画コラボ!

ドンと呼ばれただけあって、まさに大物の風格ですね~。海外生活に、仕事に

芸術に恋にと、エネルギッシュでアグレッシブ。精力的に人生を生きた人――

東郷青児さんの略歴を調べててそんな印象、イメージを受けました。社交的で

ダンディ、女性のほうが放って置かないんでしょうねぇ。スキャンダラスな

恋愛遍歴と私生活でした。また、東郷青児さんに師事・研鑚を積んだ安食一雄

(あじき・かずお)さんという方に、彼の画風は受け継がれているようです。

東郷テイストを残しつつ、こちらも幻想的でナイーブな、素敵な作品ですよ。


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東郷氏は1969年、フランス政府より芸術文化勲章(オフィシエ)を授与される。

ジャン・コクトー著『怖るべき子供たち』の翻訳・装丁・挿画を手がけていた

意外な接点には、驚きましたね。読んだ当時を、なつかしく想い出しました。

ギリシャ神話女神を彷彿させる『星座の女』。ナチュラル色彩の『AZAMI』。

温泉アートモザイクタイルの『裸婦』。ノスタルジックな『望郷』。どれも

洗練され垢抜けてて、素晴らしかった。広告・装丁・百貨店…バリエーション

豊かな仕事ぶりで、フランス仕込みのセンスが光ってました。お菓子の包み紙

シックでメルヘンお洒落だなぁ。東郷青児の油絵はパステルのような柔らかい

質感・タッチの作品もあり、不思議でミステリアスな、遠い記憶をよびさます

ような素敵な絵画でした。「懐かしくて、新しい。」――久留米市美術館では

美術講座、ワークショップ、ギャラリートークなど関連イベントもあります。

来年2月4日(日)まで福岡の久留米市美術館。その後、2月16日(金)から

大阪の、あべのハルカス美術館へ巡回します。新春、おすすめの展覧会です!

運営・編集 Writer Miyu


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【感想】
2017年最後の展覧会として東郷青児展をチョイスしました! さすがに12月は

慌ただしく複数鑑賞の余裕がありません。新しくなった久留米市美術館も漸く

しっくり来るようになりました。1度も庭園を散歩したことがないので、春か

秋にお散歩したいところです。アイウエオ順に、芸術家の記事を書こうとして

最初の「と」の東郷青児で行き詰まってしまった記憶があります(汗) 絵画

が来福するとあって行かない訳にはいきませんでした。仕事上がりでデジカメ

を忘れるという大失態を演じてしまいましたが。ガラケー撮影の写真で我慢…

うーん焼きが回ったものです。最初からあの絵かなと思っていたら、そうでも

なくてキュビスムの辺りからのスタートでした。東郷青児記念 損保ジャパン

日本興亜美術館(東京新宿)から出張で、九州人の僕にはラッキーチャンス!

グラフィックデザインなのか、芸術なのか、議論を呼んでいるようでしたが

無駄なものを削ぎ落としていくと、最終的にこうなったような気がします。

先輩の藤田嗣治(1886―1968)は美白、後輩の東郷青児(1897―1978)は、

曲線美を追求していたような気がします。僕もいつかは、百貨店のデザイン




してみたいものです(目標は高く持ちたい!)。以前は、こういった頭の中で

人物を描いていたのですが、最近はめっきり、しなくなってしまいましたね。

はまりこむと精神的に泥沼化しそうなので、風景か静物画でも取り組みたいと

思っています。落書きするけど、内面を出していくのは近頃では控えている。

ほのぼのするような風景画がいいと思えてきました。師走、東奔西走中。中々

落ち着いて絵が描けてないので、せめて、年賀状は力を入れたいものです。昔

テレビで東郷青児特集をやってました。キッチリ掃除してから絵を描き始める

そうです。最近よんだ東村アキコさんの漫画でも、絵道具の管理ができてなく

デッサン教室の先生から窘(たしな)められるシーンがあった。まずは掃除

整理整頓から始め、道具(PC)の管理といきたい所です。2017年も色々と

展覧会めぐりしました。熊本地震でおちつかない日々でしたが、ようやく――

落ち着きを取り戻しつつあります。これも全国各地の、皆様のお蔭です。九州

熊本を元気にするようなアートを、これからも発信して行きます! 皆さんも

よき年をお過ごし下さい。運営の Miyu 共々、2018年もよろしくお願いします。

写真 SIEG2039
   東間 陽一 Yoichi Azuma


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【関連展覧会】
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(広島・東京展終了)

【東郷青児 関連情報】


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