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日曜美術館 国吉康雄 アメリカで蘇(よみがえ)る日本人画家 千住博 感想


『日曜美術館』
 NHK Eテレ(教育)

 毎週日曜 09:00~10:00 放送
 翌週日曜 20:00~21:00 再放送


「国吉康雄
 アメリカで蘇(よみがえ)る
 日本人画家」

 2015年12月20日 放送
 2015年12月27日よる 再放送

【司会】
 井浦新(俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
 ディレクター)

 伊東敏恵(語り兼務/
 NHKアナウンサー)

【出演】
 千住博(日本画家)

【VTR出演】
 トム・ウルフ(美術史家)
 江原久美子(岡山大学准教授)
 ブルース・ドーフマン(画家)
 岩井希久子(絵画保存修復家)


【番組内容】
――アメリカ・ワシントンにある美の殿堂。

2015年夏、1人の日本人画家の展覧会が開かれ、注目を集めました(スミソニアン・アメリカンアートミュージアム)。

社会の底辺で生きる女性。

物憂げで、それでいて、芯の強い姿を優しい筆づかいで描いた代表作です。

画家の名は
国吉 康雄(1889―1953)

20世紀初頭、移民として海をわたり、ニューヨークで活躍しました。

太平洋戦争に人種差別。

その絵には計り知れない
苦難が刻まれました。

スミソニアン・
アメリカンアートミュージアム
館長エリザベス・ブラウン

「差別を受けながらも、素晴らしい芸術を生んだ国吉康雄を、今こそアメリカは見つめるべきです」

男性客
「今まで見た絵と、全く違う魅力があります。アメリカにいた日本人だったから描けたのだと思います」

――国吉が亡くなって 60年余り。

大量の遺品の調査が本格的に始まり、画家の素顔が少しずつ見えてきました。

波乱の人生から生まれた
哀しみと希望の絵画――


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【感想】
第1次世界大戦、第2世界大戦、波乱の時期によくアメリカに渡ったものだ。

第1次世界大戦はそれほど関係はなかっただろうが、太平洋戦争ではかなり差別されたことだろう。

それでもアメリカに滞在できたようなので、アメリカンドリームを叶えた画家と言えます。

美術雑誌で国吉康雄さんの作品をみたことがありますが、展覧会はこちらでは余り開かれないので、詳しく知らない画家さんでした。

九州でも展覧会を開いてほしい。

週刊モーニングで連載中、かわぐちかいじ先生の漫画『ジパング 深蒼海流』の台詞で、戦と関係ない人はいないと断言してあったが、その通りです。

画家といえど
戦争と無関係ではいられない。

アメリカ政府の要望で戦争の絵をたくさん描いていれば戦後日本で、「あの時あいつは…」みたいなことをずっと言われるでしょう。

アメリカではありませんが、藤田嗣治さんは戦争絵画をたくさん描き、戦後日本で冷遇され、フランスへ行ってしまいました。

最終兵器である核兵器があれば、皮肉な話ではありますが、大国同士の戦争はもう無いでしょう。

今後は自然災害に翻弄されることが多くなると思うので、気軽に作品をためることができるパソコンに作品をストックしておくのもいいかも。

油絵や彫刻をすべて移動するのは大変なこと、災害などで突然襲われたら一貫の終わりです。

21世紀だから、デジタル作品を多く持つのも悪くない気がしてきました。

もっとたくさん
絵が描きたいです。

東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039


(2018.05.02 更新)


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【関連展覧会】
「ミスター・エース」
「戦争ポスターの習作シリーズ」
 など国吉康雄の作品が展示

 ベネッセハウスミュージアム
(香川県直島町)
 2016年01月19日
―2017年01月09日

 岡山の美術展
「もの思う女」
「逆さのテーブルとマスク」などが展示

 岡山県立美術館
 2015年12月17日
―2016年02月07日



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