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日曜美術館 謎の田園画家のメッセージ 久隅守景 農村の風景 感想


『日曜美術館』
 NHK Eテレ(教育)

 毎週日曜 09:00~10:00 放送
 翌週日曜 20:00~21:00 再放送

「謎の田園画家のメッセージ
 久隅守景」

 2015年10月25日 放送
 2015年11月01日よる 再放送

【司会】
 井浦新(俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
 ディレクター)

 伊東敏恵(語り兼務)
 (NHKアナウンサー)

【出演】
 榊原悟
(岡崎市美術博物館 館長)
 村瀬博春
(石川県立美術館
 学芸第一課 担当課長)

 久野幸子(東海大学非常勤講師)
 根崎光男(法政大学教授)


――夕顔の棚の下、親子三人が、そろって夕涼みをしています。くつろいだ一家団らんのひととき。

庶民のささやかな幸せの情景を描いた名作、国宝の 『納涼図屏風』。描いたのは、江戸時代前期に生きた

久隅 守景
(くすみ・もりかげ
 生没年不詳)

幕府の御用絵師・狩野探幽の一番弟子でしたが、狩野派を離れ、その後どこに住んだのか

どのくらい生きたのかも定かでない、謎の絵師です。守景は、江戸時代の風俗を数多く描きました。

宇治の茶摘みの様子。そして
広大な田園で繰り広げられる
鷹狩りの様子。

根崎 光男(法政大学教授)
「とにかく鷹狩りの場面場面の一つ一つがですね、非常にこう、リアルに正確に描かれていると」

守景が最も得意としたのが、農村の風景です。田植えや稲刈りなど農作業に加え、農民たちの普段の

暮らしぶりが描き込まれています。紅葉の下で舟下りをしたり、みんなで憩いのひと時を過ごしたり…

村瀬 博春
(石川県立美術館
 学芸第一課 担当課長)

「季節折々のその仕事というものを
楽しみながら、四季と一体になって

人々が生き生きとした生活を送る
桃源郷の世界ではないかなと」


★ 『納涼図屏風』 はどこかで見た記憶があるのですが、ちょっと思い出せません。数多く展覧会に

行くと、全部の作品を鮮明に憶えているのは、ちょっと難しいですね。久隅守景さんが生きた

時代は江戸時代前期。平和な世の中だったのが想像できます。今も充分、平和なのですが

同じような田園風景かというと…。道路のアスファルトと電線があるので、絵にする場合

カットして嘘をつくのか悩むところです。道路のアスファルトと電線がないとやっていけないのは

分かってはいますが、風景画としては余り入れたくない人工物ではあります。写真を撮る場合

道路と電線がない箇所を探すのは大変。道路と電線を入れるとこの絵はダメだと言われそうなので

かなり悩むところです。大地震のときに電柱は倒れるかも知れないので、なるべく地中化して

ほしいのですが、コストの面で難しいのかも知れません。せめて、眺めのいい箇所だけ、邪魔に

ならないよう電柱を設置してほしいものです。モデル料金のかからない風景画が1番得意なのですが

最近、写真のストックばかりですねぇ。「ここイイ!!」 と思ったらカメラを回しているので

たまには撮った写真を
眺めたいものです。

東間 陽一 Yoichi Azuma



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【関連展覧会】
「逆境の絵師
 久隅守景 親しきものへのまなざし」

 サントリー美術館
 2015年11月29日まで
(会期中 展示替えあり)