本ページはプロモーションが含まれています

鉄道風景写真Twitter @sieg2039
フォロー時一言あるとありがたいです

TVer(ティーバー) 民放公式テレビ配信サービス

Android アプリ

千と千尋の神隠し 等身大の少女の成長 アナログからデジタルの時代へ 感想


『千と千尋の神隠し』
 長編アニメーション映画
 2001年日本製作
 同年7月20日公開、上映124分
 スタジオジブリ制作

【配給】
 東宝/スタジオジブリ

【原題】
 Spirited Away

【受賞歴】
 2002年
 アカデミー賞 長編アニメ賞
 ベルリン国際映画祭 金熊賞
 NY批評家協会賞アニメーション賞
 LA批評家協会賞アニメーション賞


 Amazon

【監督・原作・脚本】
 宮崎駿

【出演キャスト】
 柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志
 沢口靖子、中村彰男、玉井夕海
 神木隆之介、我修院達也、大泉洋
 小野武彦、上條恒彦、菅原文太 ほか

【音楽】
 久石譲


【感想】
日本が誇る巨匠、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』。ジブリも遂にデジタルを使いました。デジタルプリントを使用しても、巨匠宮崎駿にかかれば名作に。

『崖の上のポニョ』ではアナログに戻して制作したようなので、全てデジタルは余りよくなかったようです。

NHKインタビューにも「電気で作ったものは感動しない」と力説しています。

ラピュタ、その他の作品も現在よく地上波で流れていますが、手作りのアナログはやはり長く愛されるようです。

ハリウッドのCGを主体とした映画は少し時間が経つだけで、技術として見劣りするものです。

映画は技術力を誇示するものではなく、感動したり楽しむものだと裏づけています。

宮崎アニメのヒロインは男性から見たアニマ(理想の女性)ばかりでしたが、今回初めて、普通の等身大の少女の成長が楽しめるジャパン・アニメーションの傑作といえる作品。

ベルリン国際映画祭で金熊賞受賞。自他共に認める、トップクリエイター宮崎駿となりました。

2013年現在、引退宣言が出されましたが、また、うやむやになってしまうのか? 気になる所です。


講演会などを全国規模でしてほしいのですが、中々ないでしょう。熊本のジブリ・レイアウト展も鑑賞。

やはり、生原画は迫力があります! デジタルの技術もいいのですが、フルで使いこなせている人は少ないでしょう。

日本は今、危機的状況にある。そういった中、天才が、ポスト宮崎駿が出てくるのか改めて注目される。

ルネサンス期も決して、安定している状態とは言えなかった筈ですが、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチなどの天才達が固まって生まれて来ています。

天才が生まれる状況は、そんなに安定した世の中ではないような気がします。もちろん、天才ばかりに頼りきった会社や国には、問題があるのかも知れない。

傑作を生んだり科学的な大発見ができるのは、天才にしか出来ないことです。

危機的状況の中から素晴らしい人材が生まれ、日本や世界を支えられる人達が生まれてほしい。震災後、切に思う。

東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039

【追記】
「スタジオジブリ総選挙」ファン投票の結果、第1位に選ばれた『千と千尋の神隠し』の全国5劇場で再上映が決定。2016年9月10日-16日に

札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ天神

全国5劇場でリバイバル上映
されました(revival=復活の意)。


2013.10.08 公開
2019.05.28 更新


【関連記事】
writer Miyu ブログ
何度鑑賞しても新しい感動! 千と千尋の神隠し 魅力的なキャラクター 感想